平成15年10月29日

 紅葉前線はいまどこ? 

〜意外と遅い!? 秋の便り



  山では見ごろの所が多くなってきた紅葉だが、平地の紅葉前線(カエデ)は意外と進んでいない。
 東京都心でもケヤキなどだいぶ色づいた木もあるが、カエデの紅葉を観測した地点は、北海道に限られている。
  これは、@観測対象のイロハカエデ(北海道はオオモミジなど代替種)は、紅葉する木で色づくのが最も遅い
       A紅葉=木全体の葉が色づき、緑が殆どなくなった状態⇒平地では色づき始めから10日程はかかる

  紅葉前線がやってくる頃には、最低気温が5度以下、霜が降りるような冷え込みになる。
  紅葉前線は、秋の便りというよりは、冬が近いことを告げる、秋と冬の季節の境目の前線といえる。