平成15年10月21日
六甲颪の季節
〜甲子園の風は、シリーズの流れを変えるか〜
プロ野球日本シリーズ(阪神vs.ダイエー)は、今夜から舞台を甲子園球場に移す。
六甲颪の応援がこだましそうだが、この六甲颪、元々は甲子園球場の周辺に吹く風。
甲子園の風といえば、「浜風」がある。南の大阪湾から吹く強い海風で、夏に目立つ。
一方、これから冬に向けては、逆の北風が多くなる。甲子園球場からみると、六甲山から
吹き下りる風になり、「六甲颪(おろし)」と呼ばれる。
これからの風だけに、阪神が日本シリーズに出場して初めて注目される風といえるかもしれない。
ドーム球場と違い、雨や風の影響を受ける甲子園球場。今夜は冷たい雨の予報。
連敗中の阪神が、この雨や風を味方につけて、球場に六甲颪を響かせることができるか。