平成15年10月07日
日本一のキンモクセイ
〜三嶋大社(静岡県三島市)〜
花の香りの目立つキンモクセイの季節。東京でも先週あたりから急に目立つようになってきた。
静岡県の三嶋大社には、樹齢1200年、国の天然記念物にも指定されている、日本一長寿といわれる
キンモクセイ(実際にはウスギモクセイ?)がある。幹の太さは4メートル。
毎年2回満開になる珍しい木で、今年は冷夏の影響で1回目は8月下旬、例年よりも20日も早かった。
ただ9月の残暑で2回目は例年より遅く、今見ごろを迎えている。
春の沈丁花は「七里香」、秋の金木犀は「九里香」などとも言われる。
一理は約4キロなので、キンモクセイは30キロ以上も香りが届くことになる。
三嶋大社のキンモクセイは、九里は無理として、2里(8キロ)四方に香りが届く、という話も伝わっている。