平成15年10月06日

 ブドウの栽培方法 

〜棚仕立てと垣根仕立て



  ぶどう狩りのシーズン。ぶどう棚に這ったつるからの実をとる印象が強いが、これは日本の気候に合わせた栽培方法。
 棚仕立ては、1b60〜70a位の高さに針金を張りつるを横に這わせる。下に大きく空間を作り、風通しをよくする。
 ブドウは元々乾燥を好むので、湿気の多い日本の気候に合わせ、木の下を風が通るようにする方法。
 加えて、日本の夏は暑くブドウがよく生長するが、つるが大きく広がっても対応できる。

  一方ヨーロッパでは、背の低い垣根仕立ての栽培方法をとる(以下の画参照)。
 ヨーロッパは夏も比較的涼しいので、地面に当たる太陽熱も利用し育てるため。
 またヨーロッパはワイン用の小粒のものが多く、大きく育てる必要がない。

  同じブドウでも、その地域、用途に合わせた栽培方法がある。
  


 
ドイツの垣根仕立て