平成15年8月27日

 火星大接近 

〜6万年ぶり!!〜



  今夜は、火星と地球が最も接近します。火星と地球の中心が最接近するのは、日本時間で午後7時頃。
 ただ日本列島からみて最も接近するのは、火星が南中する深夜0時前後です。(東京は午後11時28分頃)
 注目の火星は今の時期、午後8時半頃には南東の空に肉眼でも確認できます。

  観測に好条件なのは、@晴天・無風 A見上げる角度が30度以上まで上ったとき です。

  @は、晴天は勿論のことですが、風があると望遠鏡などで見た時に模様が揺らいで、見づらいんです。
 風といっても地上の風だけではありません。上空の風が強いと、同じように揺らぎます。
 この上空の風(偏西風)、日本列島では夏は弱いですが、冬場は強まります。
  なお風は強弱を繰り返しますので、見づらくてもすぐに諦めず、暫く様子を見ることをお勧めします。

  Aは、が空高くにある時ほど、光が通過する地球の大気の邪魔が少なく、よりよく見えます。
 ちなみに今夜が30度以上まで上がるのは、南の空に達する深夜11〜1時頃です。(南中高度38度)
 日本列島からみた最接近とも重なり、注目です。

  心配なのは天気。。。今夜は北海道と沖縄以外は曇りがちの予報です。
 ただは10月頃までは、かなりの明るさが続きます。(10月初めでもマイナス2等位)
 しかも上り始める時間が早くなり、夕方から楽しむことができます。
  残念ながら今夜駄目でも、暫くは夜空に輝くに注目です。